動物愛誤
概要
「動物が可哀想」という感情のみで間違った考えを持ったり行動を行うこと。
感情のみでの発言や行動の為、結果的に愛護精神とは全くかけ離れた事になってしまうのが特徴。
“暴走した”動物愛護精神。
<<注意>>
①動物が可哀想と思う心や行動が全て動物愛誤では無い事。
②動物虐待などを肯定するための用語ではない事。
感情的にではなく、節度をもって一歩立ち止まり考える切っ掛けの用語である。
「貴方が今、考えている事(行おうとしている事)は動物愛護ですか?それとも人間虐待ですか?」
動物愛誤の特徴
優先順位がその動物がカワイイからや頭が良いからなどで、自分の判断基準に当てはまらない物には興味が無い。
他者の不利益や社会規範、食文化などを自分の判断基準で切り捨て場合によっては悪と認定する。
人間よりも動物が大事で動物を守る為ならば他の“人間”の生命や財産に危害を及ぼしても平気。
動物愛護を謳いながら実は利己目的や政治利用をする動物愛誤団体の支持をしたりする。

サルモネラ感染症
執筆者: Larry M. Bush , MD, FACP, Charles E. Schmidt College of Medicine, Florida Atlantic University
前回の詳細なレビュー/4月 2015によるLarry M. Bush, MD, FACP改訂
サルモネラ感染症は、グラム陰性細菌であるサルモネラ属の細菌によって引き起こされます。
*通常は、汚染された食べもの(加熱調理が不十分な鶏肉や卵など)を摂取することで感染します。
*この細菌は通常は消化管に感染しますが、血流を介して他の部分へも感染します。
*吐き気やけいれん性の腹痛が起きた後、水様性下痢、発熱、嘔吐がみられます。
*通常は便のサンプルを採取し、その中に含まれる細菌を特定することで、診断を確定します。
*失われた体液を補充します。抗菌薬は通常、サルモネラ菌による腸管感染症にはそれほど役立ちません。
サルモネラ菌は数種類の感染症を引き起こします。最もよくみられるものは胃腸炎ですが、より重篤な感染症である腸チフスを引き起こすこともあります。
サルモネラ菌には、いくつかの種類があります。次の2種が腸チフスの原因菌です。
*チフス菌
*パラチフス菌
チフス菌は人体にのみ感染します。パラチフス菌は主に人に感染しますが、家畜に感染することもあります。他のサルモネラ菌は、普段から多くの野生動物や家畜(ウシ、ヒツジ、ブタや、ヘビ、トカゲ、カメなどの爬虫類)の消化管に存在しています。これらの多くは人間に感染します。米国におけるほとんどのサルモネラ感染症は、サルモネラ・エンテリカの血清型チフィムリウム(ネズミチフス菌)とサルモネラの血清型エンテリティデス(腸炎菌)の2種類によって引き起こされています。
サルモネラ菌は動物や人の糞便に含まれて排出され、これが汚染につながります。1970年代、米国においてはペットのカメによって多くの感染症が発生したために、これらの販売が禁じられ、その結果として感染症が減少しました。最近になって再び、合法か違法かにかかわらず、ペットとして飼われる爬虫類の数が増えてきていますが、ペットの爬虫類の最大90%はサルモネラ菌に感染しています。
通常は加熱調理が不十分な鶏肉や卵によって感染しますが、火が通っていない牛肉や豚肉、低温殺菌されていない乳製品、または汚染された海産物や生鮮食品によっても感染が起こります。サルモネラ菌が雌鶏の卵巣に感染していると、産まれる前の卵が感染します。これら以外の食べものが、食肉処理場などで動物の糞便に汚染されるケースや、食べものを扱う人がトイレの後によく手を洗わず、保菌したまま食べものを触って汚染してしまうケースもあります。
普通、サルモネラ菌は胃酸により死滅するため、胃酸が欠乏している場合は別として、通常は大量の細菌を取り込まなければ感染症になりません。そのような胃酸の欠乏は、以下の人にみられます。
*1歳未満の小児
*高齢者
*また、ヒスタミンH2受容体拮抗薬(ラニチジンなど)やプロトンポンプ阻害薬(オメプラゾールなど)といった胃酸の分泌を抑える薬や制酸薬を使用している人にも起こります。
この細菌は、腸の炎症(胃腸炎)を引き起こし、そのため下痢の一般的な原因の1つになっています。
血流を介した感染拡大
ときに、細菌が血流に入り(菌血症を引き起こし)、体内で広がって、骨、関節、尿路や肺などの部位に炎症を起こしたり膿を蓄積(膿瘍)させたりします。また、人工関節や人工心臓弁、血管グラフト表面、またはがんの表面に細菌が蓄積し、感染が生じる場合があります。動脈(通常は体内で最も太い動脈である大動脈)の内膜が感染することもあります。膿瘍と動脈の感染症によって、慢性の菌血症が引き起こされます。
次のような人では、血流を介して感染が拡大しやすくなります。
*乳児
*高齢者、特に介護施設の入居者
*鎌状赤血球貧血またはマラリアなどの赤血球に関連する病気の患者
*ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症など免疫系の機能を低下させる病気の患者
*がんの治療や臓器移植による拒絶反応を抑える薬など、免疫系を抑制する薬を使用している人
症状
腸に感染が起こると、通常は細菌が取り込まれてから12~48時間後に症状が始まります。吐き気とけいれん性の腹痛が起こり、それに続いて水様性下痢、発熱、嘔吐が始まります。サルモネラ感染症の症状は1~4日で治まります。ときに症状がより重く、長期にわたって続くことがあります。
たまに、症状が消えてから時間が経過しても便から菌が出続けることもあります。このような状態の人はキャリア(保菌者)と呼ばれます。
多くて成人の30%に、下痢が止まってから数週間から数カ月後に反応性関節炎が発生します。この病気は痛みと腫れを伴い、通常は股関節、膝、アキレス腱(かかとの骨とふくらはぎの筋肉につながっている組織)に起こります。
菌血症が発生して感染部位が拡大すれば、別の症状も発生します。例えば、骨に感染が起これば、その周辺ではたいてい圧痛や痛みが起こります。心臓弁に感染が起これば、息切れが起こります。大動脈に感染が起これば、背部と腹部に痛みが発生します。
知っていますか?
米国では、ペットの爬虫類と両生類の最大90%がサルモネラ菌に感染しています。
診断
便、膿、血液のサンプル、または直腸から採取したサンプルの培養検査医師は便や膿、血液のサンプルを採取するか、綿棒を使って直腸からサンプルを採取します。そのサンプルを検査室に送り、培養して細菌を増殖させ、サンプル中の細菌を特定することで診断を確定します。
また、どの抗菌薬が効果的かを確認する試験(感受性試験)も行われます。
予防
サルモネラ感染症の予防法には以下のものがあります。
*鶏肉や卵、牛ひき肉にしっかり火を通す
*クッキー生地やオランデーズソース、自家製のサラダドレッシングなど、生卵や生の(低温殺菌されていない)牛乳を含む食べものを摂取しない
*農作物を徹底的に洗う
*トイレの後やおむつを替えた後に手を洗う
*生肉に触れた後すぐに、石けんと水で手や調理台の表面、調理器具を洗う
*爬虫類、鳥類、ヒヨコを触ったりペットの糞に触れたりした後は、手を石けんで洗う
幼児のようにリスクが高い人には、特別の注意が必要です。例えば、爬虫類(カメなど)やヒヨコなどのひな鳥はサルモネラ菌に感染していることが多いため、幼児にはこれらの動物に触らせないようにし、乳児のいる家に爬虫類を入れないようにすべきです。
感染者には食事の用意をさせないようにします。
サルモネラ症を予防するワクチンはありませんが、腸チフスに対するワクチンは存在します。
治療
*腸の感染には、水分補給
*リスクの高い人や菌血症の人には、抗菌薬
*膿瘍には、外科的ドレナージ
腸の感染には経口で水分を与え、重症の場合は静脈から輸液を行います。
抗菌薬では回復期間は短くならず、便中への細菌の排泄が長引く場合があります。そのため、通常は抗菌薬を使用しません。
米国疾病予防管理センター(CDC):Salmonella(サルモネラ)


台灣地區爬蟲類動物沙門氏菌感染之流行病學研究
陳俊宇
沙門氏菌症(salmonellosis)是在人類公共衛生上一個很重要的課題,它會引起腹痛、下痢等腸胃道症狀,嚴重時甚至會出現腦膜炎或敗血症,特別是在10 歲以下小孩、老人及免疫力低下的人。
據估計,美國每年約有 140 萬名病例產生並造成 600 名死亡,大部分是由於食入污染到沙門氏菌(Salmonella)的食
物,例如肉類、蔬菜、水果和水。沙門氏菌感染是屬於人畜共通傳染病,因此動物宿主扮演一個很重要的角色,過去在鳥類、哺乳類、爬蟲類及兩生類都有分離到。
而近年來,在美國有越來越多的人開始飼養爬蟲類動物,導致爬蟲類相關沙門氏菌症(reptile-associated salmonellosis)的病例有增加的趨勢,根據 Mermin
等人 2 的估計,美國每年約有 7 萬 4 千名病例是與接觸到爬蟲類動物有關的。因此,為了探討台灣地區爬蟲類動物沙門氏菌感染的情形,本研究遂進行走私查獲之爬蟲類動物、動物醫院之門診動物以及寵物商店販賣之爬蟲類動物的流行病學調查。
結果顯示,總體沙門氏菌檢出率為 28.1%(130/463),以動物種類來分,龜鱉類檢出率為 23.8%(94/395),蜥蜴類為 56.7%(17/30),蛇類為 61.5%(16/26),未知種類為 25%(3/12),而在 130 個陽性檢體中共分離出 293 株分離株,目前已分型的菌株皆屬沙門氏菌亞種Ⅰ型,以血清群 B(serogroup B)佔最多,為 27.7%(81/293),其次為血清群 I(serogroup I),佔 12.3%(36/293)。
就人類常見感染之血清群(A、B、C、D、E)而言,則佔 47.8%(140/293)。將龜類以習性來區分,可發現水龜檢出率比陸龜高,且有達到統計學上的顯著意義(P<0.05)。而在龜類健康狀態的分析中也發現,在具有疾病狀態的族群中,有拉肚子症狀烏龜的檢出率顯著高於其他非拉肚子症狀的烏龜(P<0.05),而將健康的族群與具有疾病狀態且非拉肚子症狀的族群相比,兩者並無相關(P>0.05)。
根據以上結果,沙門氏菌在爬蟲類動物中具有高的檢出率,尤其是蜥蜴類及蛇類,而分離株中有將近 50%是屬於人類常見感染之血清群,顯示以爬蟲類動物作為寵物飼養可能會成為人類沙門氏菌症的潛在感染來源。未來藉由以上資料,不但可以提供一般民眾對於飼養爬蟲類的衛教資訊,並可提供衛生機關施行政策的依據。
http://www.gimph.nchu.edu.tw/page06/study94_2/950323.pdf
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